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地元で愛される店 ~太平楽~ [ヌードル]

遅ればせながらGWシリーズをアップりまする。

今回は、独りでぶらっと山陰に行ってきやした。
独りとなると、どうしても炭水化物を摂取したくなる性は止められない止まらな~い、ということで、一発目は、松江の「太平楽」へ向かうのですよ。

「太平楽」といえば、松江では有名店。
超らーめんナビの県別ランキングでは、1位2位の常連。
でも、旨いというヒトもいれば不味いというヒトもいる、評価が分かれる店でもある。
島根の様子を知る上でも一度行ってみたかった店なのだ。
朝9時半頃開店しお昼には終いになるらしいので、後の予定を考慮し朝一シャッター狙いで出発!
途中、米子道の蒜山SEで休憩しようとするが、広い駐車場は車で溢れていて、おちおち休憩も出来ない状態。みんな頑張って遊んでます。

かなり早めに松江に着いたので、宍道湖畔に停車し暫し休息おば。
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時間を見計らって店を下見する。
こんな感じの商店街を通り、
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こんな個性的な商店の先を右折すると数軒先に店はあった。
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う~ん、全く目立たないが、そ~と~の歴史を感じる佇まいだなぁ。
開店1時間前で、まだ、だぁれも待ってないので、駅で土産を物色してから戻ってみると、
自転車や軽トラで乗りつけた常連のおっちゃん達がチラホラ。
オイラも順番待ちで列に加わる。
おっちゃん達は、勝手口から中を窺い、今日はやりそうだ!みたいな会話をしてる。
今日はやりそうだって、昨日はやらなかったのかよ・・・と思い、おっちゃんに尋ねてみると、オヤジ80(歳)過ぎとるし、脚が悪いけぇのぉ、やらんときもあるんよ、だとか。
連休だし、開店するかどうか確認の電話がジャンジャン鳴るのが聞こえるが・・・オヤジ耳が遠いけぇ聞こえんのよwww(電話掛けても無駄みたい)。
兄ちゃんカメラ持っとるけど雑誌か何かの取材か?いやいや違いますよ、ここ旨いってネットで見たから来てみたんですよ、何処から来られたんな、○○です、○○ゆぅたら広島のか?そうです、ほぉ遠くから来られたんじゃのぉ、ここの店はのぉ・・・(事前のレクチャーが続きました)。
わしゃ~(ワシは)、朝、家で茶だけ飲んだら、ここへ来て朝飯にラーメン食うんよ(おっちゃんA談)。
他所のラーメンは毎日食う気にゃならんけど、ここのは毎日でも食えるんよ(おっちゃんB談)。
ここの麺は、他所より玉が小さいけぇ、大盛が他所の並か若干多いくらいよね(おっちゃんA談)。
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だいたい9時半には開店したけど、暖簾はナシ。
カウンター6席とテーブルが3つ(だったかな?)、飾りっけなしのシンプルな店内。
店主の爺ちゃんと常連のおっちゃん達が一頻り会話した後、注文が聞かれる。
ここのメニューは、らーめん(並)300円/大盛り400円/特大盛550円の三種のみ。
カウンターに陣取った6人中4人が特大を注文する中、オイラは大盛りを。
6人中4人が特大とは、どんだけ旨いんかいな(わくわく)。
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奥に見えるのがおっちゃんA。
何やかや教えてくれた優しいおっちゃん。
ベレー被ってるのが店主の爺ちゃん。
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んで出てきたラーメンはこんな感じ。
見た目は普通、味は、、、スープは豚骨系で醤油辛いけどコクなし。。。麺は、、、ストレートで、、、事前の手揉み不足と茹での拙さでダマなっとります。
系統としては、岡山の「浅月」とか松系に似た感じだけど、正直、あっちの方が数段上だと思われ。。。
オイラは、これは失敗したなと思いつつ食していたんだが、周りの地元の方々は、麺をずるずるスープをごくごく行っとられました。
特大を@いう間に平らげ席を立つ地元の方々を尻目に、オイラは、早起き/ロングドライブの疲が圧し掛かる中、何とか完食。
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爺ちゃんは、かなり脚が悪いみたいでやっと動いてるかんじ。
今日は、奥さんも調子が悪い、みたいなことを話してた。
動きも当然緩慢で、これで旨いラーメン作れってのは無理な話だと思った。
途中から、奥さんが登場し配膳を担当されていたけど、ちと、しんどそうだった。

食べ終えて礼をいい店を出ると、おっちゃんAが待っててくれており、満足度はどや?と聞かれたので、(礼儀として)80%くらいです、と応えると、今日のスープは辛かったなっ!まっ、これも味のうちよ!と言い残し去っていった。

この店のラーメンは、旨い不味いじゃなく、店の長い歴史の中から地元に根差し地域の人々から愛されている食べ物なんだろうなと感じた。

確かにラーメンの味自体は残念だったけど、おっちゃん達の話は面白かったし、オイラにも優しく接してくれて有り難かった。
店の向かいに住むお婆さんは、オイラが遠くから来たことを知ると、車は何処へ停めたん?ここへ(お婆さん宅の敷地)停めてえぇよ、と云ってくれた。
おっちゃん達然り、お婆さん然り、すごく温かい人情を感じるとが出来たので、これはこれで良しだと思った。
爺ちゃんにとってラーメン作りは、正にライフワークであり、動けなくなるまでやり続けることだろう。
爺ちゃんの気骨を感じると共に後継者のいない現状への寂しさも感じた。

最後に正面から店を写真に収めようとしたところ、まだ“準備中”の札が目についた。
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「太平楽」
場所:松江市朝日町487
時間:9時30分頃~スープ切れ終い
定休:火曜、水曜、土曜
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コメント 2

gyaro

ラーメンが300円ってのには驚きです☆
by gyaro (2010-05-12 20:33) 

ふぅ

ライフワークそのものなので儲ける気ないみたいです。
by ふぅ (2010-05-13 18:16) 

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