かんらん車 [フード]
九州の知り合いが大阪帰りに広島に寄りお好み焼きを食べたんだそうな。
以前食べた「みっちゃん」が旨かったから、今回も同じように行列があったヤマダ電機横の「○○○○屋」に行ったそうな。そしたらそ~と~残念な味だったらしい。
確かに「○○○○屋」は目立つ場所に在るから連休とかで他所からヒトが来るときは必ずといっていいほど行列してる。でも味は???らしいんだよなぁ。。。あの界隈でお好み食いたいなら、お好み村の「ソニア」とか「大丸堂」とか共和国の「えんじぇ」とか行けばいいのに。
んで今回は、お好み焼きの話。
店は、猫屋町「かんらん車」。
屋号は、甘藍(かんらん):キャベツの別名からきているらしい。
ここはオヤジさんとその奥さん二人でやってる店。
広島に旨いとされるお好み焼き屋は数あれど、ここはレベル高いと思う。
ヒトそれぞれ好みがあるから何ともいえないけど、オイラは、ここのお好み焼きが好き。
オヤジさんが、キビキビした動きの中、細心の注意を払いながら作るお好み焼きは、芸術品の域だ。
キャベツ/ふんわり、麺/外はぱりぱりで中はしっとり、なのに加え、半熟以前のどろっとした玉子がキャベツと麺に絡んでウマウマになる。
オヤジさんの作業は正に職人芸。
洗浄瓶の水を頻繁に鉄板に垂らし、常にその温度を管理しながら作業を進めていく。
キャベツが満遍なく蒸れるよう、そばの食感が保たれるよう、執念に細工する。
生地を手で摘んだり、一度形にしたお好みをばらし、細工して成形し直したり、
見ようによっては、作り方が汚く見え、このヒト適当に(いい加減に)作ってんじゃないの?と思ってしまうが、よく見ると、すごく理に適った調理法なのが解る。
要所要所にオヤジさんなりの決めポーズみたいなのがあって、そろそろやるぞ/やるぞ・・・やった!みたいなのが見ていて楽しい。
奥さんは、オヤジさんの動きを徹底してサポートしてて、息の合った(年期の入った)連係プレイは実に気持ちいい。
二人とも笑顔を絶やさず、自分達の仕事に真摯に向き合う姿がいいと思う。
初めて訪れた際、オヤジさんが調理していた牡蠣の肉汁がオイラのシャツに飛び散りアワワとなり焦っていた時も(着てたのがギャルソンシャツだったからかなり焦った)奥さんが素早く対応してくれたお蔭で滲みにならず済んだことがあった。その時の応対が実に素晴らしく、災い転じて、じゃないけど、凄く印象深かった。
メニューを撮ろうとしたら、ケースが反射して上手く撮れんだろ、と言って、わざわざケースから出してくれた(申し訳ない)。
リズミカルに生地を作っていく。
火から遠いところで生地を作り、乾いたら剥がして火に近いところに移動させ、そこで具をのせ焼き&蒸らしにかかる。
具は一般的だが、最後に半生ラードが一かけら乗る。
このときちょっとしたパフォーマンスが見られる。
キャベツが万遍なく蒸れるよう、一旦成形したものを穿り返したりする。
ソバは、茹でた後、十分炒め成形し、外はパリッ、中はしっとりに仕上げる。
具とそばを併せたあともトータルバランスを考え細工がなされる。
玉子をかけどろっとした状態で留める。
玉子&麺の層を剥がしキャベツにソースをかけ、玉子&麺を戻しその上から再びソースをかける。
完成すると、キャベツ/ふんわり、麺/外ぱりぱり(中しっとり)、玉子半熟以前でトロトロ、なお好み焼きになる。
コテを入れるとサクッと切れるが、食べると中はしっとりしていてジューシーである。
お好み焼きは旨いわ、オヤジさん/奥さんの人柄は良いわ、街から離れてるから行列なんてないわ、かなりお気に入りだ。
「かんらん車」
場所:広島市中区猫屋町2-16-102
時間:11時~15時 18時~22時
定休:月曜日
以前食べた「みっちゃん」が旨かったから、今回も同じように行列があったヤマダ電機横の「○○○○屋」に行ったそうな。そしたらそ~と~残念な味だったらしい。
確かに「○○○○屋」は目立つ場所に在るから連休とかで他所からヒトが来るときは必ずといっていいほど行列してる。でも味は???らしいんだよなぁ。。。あの界隈でお好み食いたいなら、お好み村の「ソニア」とか「大丸堂」とか共和国の「えんじぇ」とか行けばいいのに。
んで今回は、お好み焼きの話。
店は、猫屋町「かんらん車」。
屋号は、甘藍(かんらん):キャベツの別名からきているらしい。
ここはオヤジさんとその奥さん二人でやってる店。
広島に旨いとされるお好み焼き屋は数あれど、ここはレベル高いと思う。
ヒトそれぞれ好みがあるから何ともいえないけど、オイラは、ここのお好み焼きが好き。
オヤジさんが、キビキビした動きの中、細心の注意を払いながら作るお好み焼きは、芸術品の域だ。
キャベツ/ふんわり、麺/外はぱりぱりで中はしっとり、なのに加え、半熟以前のどろっとした玉子がキャベツと麺に絡んでウマウマになる。
オヤジさんの作業は正に職人芸。
洗浄瓶の水を頻繁に鉄板に垂らし、常にその温度を管理しながら作業を進めていく。
キャベツが満遍なく蒸れるよう、そばの食感が保たれるよう、執念に細工する。
生地を手で摘んだり、一度形にしたお好みをばらし、細工して成形し直したり、
見ようによっては、作り方が汚く見え、このヒト適当に(いい加減に)作ってんじゃないの?と思ってしまうが、よく見ると、すごく理に適った調理法なのが解る。
要所要所にオヤジさんなりの決めポーズみたいなのがあって、そろそろやるぞ/やるぞ・・・やった!みたいなのが見ていて楽しい。
奥さんは、オヤジさんの動きを徹底してサポートしてて、息の合った(年期の入った)連係プレイは実に気持ちいい。
二人とも笑顔を絶やさず、自分達の仕事に真摯に向き合う姿がいいと思う。
初めて訪れた際、オヤジさんが調理していた牡蠣の肉汁がオイラのシャツに飛び散りアワワとなり焦っていた時も(着てたのがギャルソンシャツだったからかなり焦った)奥さんが素早く対応してくれたお蔭で滲みにならず済んだことがあった。その時の応対が実に素晴らしく、災い転じて、じゃないけど、凄く印象深かった。
メニューを撮ろうとしたら、ケースが反射して上手く撮れんだろ、と言って、わざわざケースから出してくれた(申し訳ない)。
リズミカルに生地を作っていく。
火から遠いところで生地を作り、乾いたら剥がして火に近いところに移動させ、そこで具をのせ焼き&蒸らしにかかる。
具は一般的だが、最後に半生ラードが一かけら乗る。
このときちょっとしたパフォーマンスが見られる。
キャベツが万遍なく蒸れるよう、一旦成形したものを穿り返したりする。
ソバは、茹でた後、十分炒め成形し、外はパリッ、中はしっとりに仕上げる。
具とそばを併せたあともトータルバランスを考え細工がなされる。
玉子をかけどろっとした状態で留める。
玉子&麺の層を剥がしキャベツにソースをかけ、玉子&麺を戻しその上から再びソースをかける。
完成すると、キャベツ/ふんわり、麺/外ぱりぱり(中しっとり)、玉子半熟以前でトロトロ、なお好み焼きになる。
コテを入れるとサクッと切れるが、食べると中はしっとりしていてジューシーである。
お好み焼きは旨いわ、オヤジさん/奥さんの人柄は良いわ、街から離れてるから行列なんてないわ、かなりお気に入りだ。
「かんらん車」
場所:広島市中区猫屋町2-16-102
時間:11時~15時 18時~22時
定休:月曜日
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