小さな芸術家？！に遭遇す

「ＭＯＴＯ Matue」を後に米子へ向かう。
「ＭＯＴＯ Yonago」近くの駐車所に車を止め外に出ると･･･湿気が身体に纏わりついて、げんなりする。
今年の暑さ／湿度は身体に堪えるぞえ｡｡｡湿度９０数％ってところかな。

「ＭＯＴＯ Yonago」は直ぐ側だけど、その前に本通り商店街をふらついて見ようと、其方へ向かう。
前回来たとき、すごくフレンドリーなお姉ちゃんがやってた「地球の音」は、彼女が言ってたとおり閉店してて看板も取り外されてた。
本通りへ入ると直ぐに若い衆がガレージセールをやってたけど、買うような物は見当たらず。
少し奥まった場所に鞄／靴／雑貨等を扱う「nabika」という店があり覘いて見るが、オイラとはジャンルが違うみたいで店を出ることに。
立ち去る際に出入り口に立ち振り返ると、２階へ上がる階段の中段辺りに少年がいて此方を見ていることに気付く。
少年は、オイラと目が合うと下まで降りてきて、上で何かの展覧会をやってるから見ていかないかと誘ってきた。
はぁん？と思いながらも、その少年の喋りが妙にハキハキしてるのに惹かれ２階へ上がってみることにした。
二階には、額に入れ飾られたコラージュ風のアート？が幾つも飾られていた。
少年によると、彼が通っている英会話教室の先生の指導で、紙ゴミを利用したアート作品を作って「紙ごみコラージュ展」と題して展示しているらしい。

ここに有る全部を君が作ったのかと尋ねると、自分が作ったのは極一部で、あとは他の人の作品だと言った。




作品を観た感想をノートに書いて欲しい、そうしたらプレゼントをあげるとも言った。
一通り作品を観て感想を書き、何をくれるのと尋ねると、作品に使った紙ゴミを流用して作った小さな紙袋を複数出してきたので、コレ全部くれるの？尋ねたら、そんなわけないでしょ、一つだけですよ、と云われた。
面白いことやってるね、将来、芸術家になれるかもね、というと、ボクより上手な人たくさんいるし、この作業そんなに好きじゃないから、と云うので、じゃあキミは何が好きなの？と尋ねると、読書が好きだと、ジャンルはファンタジーだと目を輝かせて話してくれた。
キミキミ言うのもヘンだと思い、名前を尋ねると、ヨウ、太陽の陽です！小学５年生です！とキミは云った。


んじゃあそろそろ去ろうかと思ったら、ボク作りかけの作品があるから一緒に作りませんか、と誘われた。
じゃあ適当にやってみるかということになり、マックに付いてきたオマケの袋を利用して彼の作品に参加した。
やってる最中、陽くんは、オマケのキーホルダーがビックマックだと思ってたけど、よく見るとそうではなく、何たらバーガーだったとか説明してくれたが、マック食べないオイラには理解できなかったｗ
作業を終えて、これをこうすると格好イイだろ！と説明したけど、陽くんの反応はイマイチだったｗ
出来上がった作品はHPで公開するので見て欲しいといい、ＵＲＬをその場で紙に書き渡された。
陽くんは、何でこの場所に居るのと尋ねると、ここはお父さんの店だから、ここで夏休みの宿題しながら作品の番をしているんだと説明してくれた。
住んでるのは安来で、今夜は、安来で花火があるから凄く楽しみだとも云っていた。

後の予定もあるので、立ち去ることにしたが、陽くんは、利発な子で、話してて楽しくなった。
時間が許せばもっと話していたかったな。

別れ際に、宿題ちゃんとやって作品も仕上げてくれよ！というと、他人の作品の出来が良くて、それを見ながら一人で作品に向かっていると煮詰まってくる、みたいなことを云うので、他人は他人、自分の思うままに作ればいいよ、とエールを送り、その場を去った。

１階で、父親と目が合ったので、凄くシッカリしたお子さんですね、と言うと、恐れ入ります、と恐縮された。



いや～陽くん、ハキハキして賢そうな子だったなぁ（うん、賢いに違いない）。
彼、将来、大物になるんじゃないの！？なんて思いつつ、本通りを横切り「ＭＯＴＯ Yonago」に向かった。

左が、陽くんに貰った紙袋。
右が、作品が掲載されているサイト「ポッケポッケアトリエ ３Ｒs」
一応、サイトはチェックしたけど、オイラがちゃちゃ入れた作品は掲載されてないなぁ（哀しい）。